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船橋競馬場ダート駅伝攻略法

平地ランとダートランの違いは何か? 2017.09.11

さて、前回の記事で、単に走るということだけでも影響する「動力」はたくさんあるんだよ。
ということと今回の記事では、ダート駅伝のおすすめの「動力」を紹介しよう。と予告しました。

が、気が変わったので、ダート駅伝と平地ランの違いをもう一歩踏み込んで話をします。

ダート駅伝の平地ランの違い、それは地面が砂かどうかということは言わずもがなですが、

足下が砂だとどのような影響がでるのか?

ダートランの最大の特徴・・・。それは、「慣性の法則」が使えないということです。厳密には効きづらいと言った方がいいかも。

慣性の法則とは?

昔ガッコでおべんきょしたと思いますが、運動してる物体はそのまま永遠に動き続けようとする、法則のことです。

「え?うそ???だって、ボールを投げたら最初は転々とするけど、しまいには止まっちゃうよ〜。永遠に動き続けるなんて、そんなわけないじゃん!!」

はい、この慣性の法則を習った際に誰しも疑問に思うことですよね。

転がったボールが止まってしまうのは、地面と触れれば触れるほど摩擦という抵抗がうまれて、徐々に減速してゆくのです。
地面と接しなくとも、地球上には「空気」があります。空気抵抗により減速して最終的には止まってしまうのです。

これを平地のランに置き換えてみると・・・、少しでもスピードに乗ると自分で意図的に止まろうとしない限りは、
そのスピードのまま走り続けられるはずです。これは前述の慣性の法則の影響もあるし、人体的にも「走っているのを止まる」ためには結構なエネルギーが必要になるから無意識にそのまま走り続けようとするわけです。

実際には、走り続けた場合、心肺機能の方が持たなくて、あるいは体に痛みがでて、一定の時間を走り続けるということにはトレーニングが必要なわけですが。

平地を走る場合は、ある程度スピードがでたら、それを心肺機能の続く限りキープしようとすれば良いわけです。

それに対して、ダートランの場合は、足下の深い砂によって「慣性」が瞬殺されます。
前に進もうとする推進力、運動エネルギーが地面の深い砂によってその大部分が吸収されてしまいます。

余談ですがどのぐらいの瞬殺っぷりかというと、ドラゴンボールのフリーザのお父様ぐらいの瞬殺なわけです。

つまりダートランの場合は、惰性でスピードキープという平地で当然な走法は使えずに一歩一歩膨大なエネルギー(動力)が必要なわけですね。

エネルギーについて話しますが、
「運動してるものをそのままキープするエネルギー」と「止まっているものを動かすエネルギー」
どっちがエネルギーが必要かというと後者です。

「止まっているものを動かす」ということは膨大なエネルギーが必要です。

エアコンの電気代について

「エアコンはこまめに消したりつけたりするよりも、ずーっと付けっぱなしの方が逆に電気代が安く済む」

こんな話を聞いたことありませんか?

これは電化製品が、起動時に膨大なパワーを要するからです。

人体も然りです。
深い砂によって推進力は0近くまで無効化され、1歩1歩新たに運動エネルギーを起こさねばならないのがダート駅伝なのです。

というわけで、ダートランと平地ランの大きな違いは、

平地は慣性の法則より、運動エネルギーをキープし続ければよい。
ダートランは慣性の法則が殺され、1歩1歩エネルギーを起こして推進せねばならない。

ということですね。

さて、次回こそダートランにおすすめの動力を紹介して行きたいと思います。

ダートおじさんのプロフィール

minfuna01
ダートおじさん
「つのくんとうさぎさんのスタンプ」をこよなく愛する、40代初心者のおじさんです。駅伝は稲毛海浜公園で3回ほど、茂原で1回、そしてこのダート駅伝4、5回ほどの市民ランナーとは言えないレベルの経歴です。
6、7年に一度、新宿アルタから靖国通り〜国道14号を走り(あるいは歩き・・・)、千葉市内の自宅まで帰る苦行をライフワークとしています。

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